大学時代、
配膳のアルバイトを
ずっとしていました。
配膳会社から派遣されて、
ホテルや中華料理屋さんや
ビアホールで働く。
体力的に疲れて、違う仕事でもと
事務のアルバイトを探していたら
お友達に紹介されたのが
あるスポーツライターの事務所。
そこで事務作業をお手伝いするはずが
履歴書に書いた英語の資格が
雇い主の目に止まり、
通訳のバイトをすることに
なりました。
全く経験もなく
初めて通訳としてお仕事したのが
カール・ルイスさんの通訳!

アラバマ州出身ということもあり
思ったより強い訛りがあって
聞き取りづらく、更に
抽象的な言い回しが多く、
本当に何も戦力になれなかった
初の通訳の仕事



その頃まだ20か21。
学生でフワフワしていて、
思わず
「サイン下さい!!」
とカール・ルイスさんにサインを
ねだってしまいました。
思わず言ったはいいが
もちろん色紙も何もなく、
咄嗟に辞書にサインを
してもらうことに




表表紙の裏。
そのサインがこちら。

これを見ると、
スタートラインに戻るような
気持ちに。一生手放せない宝物。
サインを辞書に書かせるとは
なんて厚かましいと思ったりも
しましたが、今となると
面の皮が想像以上に厚くなり、
写真も撮れば良かったなと
思う今日この頃(笑)